けんちょんの競プロ精進記録

競プロの精進記録や小ネタを書いていきます

数え上げ問題

AtCoder ABC 198 A - Div (灰色, 100 点)

実はすごく簡単なのだが、戸惑うかもしれない。 問題へのリンク 問題概要 個のものを A 君と B 君で分け合う。 A 君も B 君も 1 個以上もらうようにするとき、分け方は何通りあるか? 解法 次の 通りある。 A 君: 個、B 君: 個 A 君: 個、B 君: 個 ... A…

AtCoder ABC 159 A - The Number of Even Pairs (灰色, 100 点)

nC2 系の問題は ABC-D などで頻出だが、その練習ができる問題! 問題へのリンク 問題概要 偶数の書かれたボールが 個 奇数の書かれたボールが 個 あります。これら 個のボールから 2 個選んで、書かれた数の和をとります。 この和が偶数になるような選び方は…

AtCoder ABC 142 A - Odds of Oddness (灰色, 100 点)

いい感じの複合問題。この時期の ABC-A としては少し難しめ。 問題へのリンク 問題概要 正の整数 が与えられる。 以上 以下の整数をランダムに選ぶとき、それが奇数である確率を求めよ。 解法 以上 以下の 個の整数のうち、奇数の個数を とすると、求める確…

AtCoder ABC 140 A - Password (灰色, 100 点)

「場合の数」の問題! 問題へのリンク 問題概要 3 桁の整数のうち、各桁の値が 1 以上 以下の整数であるものの個数を求めよ。 制約 解法 各桁ごとに 通りの選択肢があるので、3 桁の整数は 通り 考えられます。 これは重複順列などと呼ばれている考え方です…

AtCoder ABC 139 A - Tenki (灰色, 100 点)

こういうのは for 文を使う方が自然だと思う。 問題へのリンク 問題概要 (意訳) 長さが 3 の文字列 が与えられる。 となる の個数を答えよ。 解法 この頃の A 問題は for 文を用いなくても解けると謳っていた。しかし、こういうのは for 文 (あるいは準ずる…

AtCoder ARC 171 C - Swap on Tree (黄色, 600 点)

備忘録として。解説よりもおそらく面倒な DP をした。 問題へのリンク 問題概要 考えたこと 基本的に木 DP のノリで考えることにした。 根を 1 つとったとき、異なる部分木間で交換される頂点はただだか 1 個以内である。そこで次の DP をした。 dp[v][k] ← …

AtCoder ARC 171 B - Chmax (水色, 600 点)

順列をどうのこうのする系、最近多いかもしれない。 問題へのリンク 問題文 考えたこと 操作の内容を解釈するのに少し苦労した。 順列 から誘導される Functional Graph を考えた。このグラフ上で、頂点 から出発して頂点番号が大きくなる限り進んでいったと…

AtCoder ABC 108 A - Pair (灰色, 100 点)

「場合の数」の問題! 問題へのリンク 問題概要 1 以上 以下の正の整数から、偶数と奇数ひとつずつの組を選ぶ方法の個数を求めてください。 なお、選ぶ順番は考慮しません。 解法 まず、1 以上 以下の整数のうち、偶数の個数は K / 2 個である。よって奇数の…

AOJ 3369 Namori Counting (OUPC 2023 day2-D)

北大セットの D 問題。人生で初めて行列木定理を使った! 問題へのリンク editorials 問題概要 頂点数 、辺数 の連結な単純無向グラフが与えられる。 今、このグラフにおいて連結性を保ったまま 本の辺を削除する。そしてこのとき閉路が 1 個残るので、閉路…

AtCoder ABC 335 G - Discrete Logarithm Problems (橙色, 600 点)

この問題を思い出した! 問題へのリンク 問題概要 素数 と、 個の 1 以上 以下の整数 が与えられる。 を満たす整数 が存在するような の組の個数を数え上げよ。 制約 考えたこと 一瞬、原始根を考えたくなったが、原始根ではなく「位数」を考えた方が計算量…

AtCoder ABC 330 D - Counting Ls (茶色, 400 点)

次の問題にとても似ていた! drken1215.hatenablog.com 問題へのリンク 問題概要 のグリッドが与えられる。各マスには文字 'o' または 'x' が描かれている。これらのマスから 3 個選ぶ方法であって、 3 マスに書かれた文字はすべて 'o' である 3 マスのうち…

AtCoder ABC 324 D - Square Permutation (緑色, 425 点)

発想の転換が必要になる。与えられた数の順列を考えるのではなく、平方数の方を列挙していく。 問題へのリンク 問題概要 数字のみからなる長さ の文字列 が与えられる。 を並び替えて得られる文字列であって、平方数を表すものが何通りあるかを答えよ。 制約…

AtCoder ABC 322 G - Two Kinds of Base (赤色, 600 点)

コンテスト後に解いた。なんとか詰め切った。 問題へのリンク 問題概要 非負整数 と整数 に対して、関数 を次のように定義する。 正整数 が与えられて、次の条件を満たす非負整数列 と正の整数 の組の個数を 998244353 で割った余りを求めよ。 () 制約 考え…

AtCoder ABC 321 G - Electric Circuit (橙色, 600 点)

除原理! 学びの多い問題だった。Subset Convolution の方はちょっと頑張ってこの後復習する。 問題へのリンク 問題概要 頂点番号が であるグラフ がある。最初、辺は 1 本もない。 以上 以下の値からなるサイズ の 2 つの数列 と がある。 今、これら 2 つ…

AtCoder ABC 321 E - Complete Binary Tree (青色, 450 点)

この問題をキッカケに準完全二分木のライブラリを拡充した! 問題へのリンク 問題概要 頂点数 の根付き木が与えられる。頂点番号は である。各頂点 (> 2) について、親頂点は である。 この根付き木において、頂点 からの距離が であるような頂点の個数を求…

JOI 予選 2007 F - 通学経路 (AOJ 0515, 難易度 4)

DP の典型問題だけど、最初は難しく感じるかもしれない。あと、縦横が微妙に混乱するね。 問題へのリンク editorial 問題概要 (今風に表現改) のグリッドが与えられる。このグリッドで上から 番目、左から 番目のマスを と書くことにする。最初、マス に駒が…

New Year Contest 2015 E - ひも

プリューファーコードが使える問題! 今でこそ高度典型となったが、当時は知られていなかった気がする。 問題へのリンク 問題概要 頂点数が であるような完全グラフの全域木であって、以下の条件を満たすものの個数を 1000000007 で割ったあまりを求めよ。 …

Codeforces Round 539 (Div. 1) D. Sasha and Interesting Fact from Graph Theory (R2400)

また一つ、プリューファーコードの練習問題が増えた! 問題へのリンク 問題概要 正の整数値 が与えられる。 頂点数 の重み付き木であって、以下の条件を満たすものの個数を 1000000007 で割った余りを求めよ。 各辺の重みは 以上 以下の整数値である 2 頂点 …

AtCoder ABC 318 F - Octopus (黄色, 575 点)

高速な解法もあるっぽいけど、愚直に解いた。 問題へのリンク 問題概要 一直線上に 個の宝が座標 に配置されている。一方、長さが である 本の棒がある。次の条件を満たす整数 の個数を求めよ。 各 に対して、座標 の点を始点とするように棒を置いたとき、棒…

AtCoder ABC 318 Ex - Count Strong Test Cases (橙色, 650 点)

コンテスト終了から 8 秒後の AC で泣いた。でも、分割統治 FFT が自力で書けてよかった。想定解法は FPS だった。 問題へのリンク 問題概要 次の問題がある。 の順列 と が与えられる。 これらをもとに次のように、頂点数 、辺数 の有向グラフを作る。 頂点…

Yosupo Library Checker - Partition Function

ここでは の計算量の解法を実装した。本当は FPS を使えば の計算量でできる。 問題へのリンク 問題概要 非負整数値 が与えられる。 の分割数を 998244353 で割った余りを求めよ。 制約 考えたこと ここでは、この記事に書いた の計算量の解法を実装した。 q…

AtCoder ARC 055 C - ABCAC (試験管黄色)

Z-algorithm や Suffix Array が使える面白い文字列検索問題! 問題へのリンク 問題概要 英小文字のみからなる長さ の文字列 が与えられる。次の条件を満たす文字列 の組が何個あるかを答えよ。 はいずれも空文字ではない である 制約 考えたこと この手の問…

AtCoder ABC 313 G - Redistribution of Piles (橙色, 625 点)

floor sum!!! コンテスト中に思いつけてよかった! 問題へのリンク 問題概要 皿 があって、皿 には 個の石が乗っている。また、空の袋がある。 あなたは以下の 2 種類の操作を好きな順番で 0 回以上何度でも行うことができる。 石が 1 個以上載っている皿…

AtCoder ABC 311 E - Defect-free Squares (水色, 475 点)

有名な DP をするか、二次元累積和 + 二分探索をするか 問題へのリンク 問題概要 のグリッドが与えられる。グリッドの各マスのうち、指定された 個のマスには穴があいている。その他のマスは穴があいていない。 グリッドに含まれる正方形であって、その内部…

AtCoder ABC 311 F - Yet Another Grid Task (青色, 525 点)

最初、各マスをタスクに見立てて、タスクの依存関係を考える DAG 上で DP できないかなどと考えたけど、うまくいかなかった。普通にグリッドを左から舐めていく DP でよかった! 問題へのリンク 問題概要 のグリッドがある。各マスはすでに白色 (文字 '.') …

AtCoder ABC 310 D - Peaceful Teams (水色, 400 点)

再帰関数を使った全探索が書けるかどうかが試される! 問題へのリンク 問題概要 人のスポーツ選手を 個のグループに分けたい。 ただし、仲の悪いスポーツ選手の組が 組ある。任意の に対して、選手 と選手 を同じグループに属させてはならない。 この制約を…

AtCoder ABC 265 F - Manhattan Cafe (黄色, 500 点)

次元空間という、いかめしいものが出てくるけど、あまり関係ない。DP 高速化が本質。 問題へのリンク 問題概要 次元空間上に 2 つの格子点 , が与えられる。 これらとのマンハッタン距離がともの 以下であるような格子点の個数を 998244353 で割ったあまりを…

OMC 165 F 問題を、競プロする!

OMC 165 F 問題 が面白かったので、競プロの問題として解いてみることにしました! OMC で出題された原作は、下の問題概要において、 の場合の答えを手計算で求めるというものでした。 問題概要 のグリッドの各マスを白色と黒色に塗り分ける方法のうち、次の…

AtCoder ABC 211 D - Number of Shortest paths (茶色, 400 点)

「最適解の個数」を求めるという超典型! 問題へのリンク 問題概要 頂点数 、辺数 の単純無向グラフが与えられます。 頂点 から頂点 へと至る最短経路の本数を 1000000007 で割った余りを答えてください。 制約 解法 最短路を求めるだけならば、BFS を使うこ…

AtCoder ABC 304 F - Shift Table (青色, 525 点)

メビウス関数を用いた約数系包除原理を使いこなそう! 問題へのリンク 問題概要 (表現改) 文字 '.' と '#' のみからなる長さ の文字列 が与えられる。今、文字 '#' をいくつか '.' に書き換えることによって、文字列 が周期的文字列となるようにしたい。 な…