けんちょんの競プロ精進記録

競プロの精進記録や小ネタを書いていきます

個別の要素の動きに注目する

AtCoder ABC 338 G - evall (橙色, 600 点)

人目見て「頑張れば解けそう」と思えたので、コンテスト中になんとか頑張って通した! 問題へのリンク 問題概要 "1+2*34" のような文字列が与えられる。 この文字列の連続する部分文字列をすべて考えて 数式として成立しているなら、その数式を計算した値 数…

AtCoder ABC 321 G - Electric Circuit (橙色, 600 点)

除原理! 学びの多い問題だった。Subset Convolution の方はちょっと頑張ってこの後復習する。 問題へのリンク 問題概要 頂点番号が であるグラフ がある。最初、辺は 1 本もない。 以上 以下の値からなるサイズ の 2 つの数列 と がある。 今、これら 2 つ…

AtCoder ABC 320 G - Slot Strategy 2 (Hard) (橙色, 600 点)

広く捉えれば「各スロットに対して止める秒数を割り当てる」方法を考える割当問題だと言えそう。 問題へのリンク 問題概要 のグリッド が与えられる。各マスには 0 から 9 までの数字が描かれている。 今、次の条件を満たす 0 以上の整数値 を考えたとき、 …

AtCoder ABC 186 D - Sum of difference (茶色, 400 点)

いろんな方法が考えられそう! 問題へのリンク 問題概要 個の整数 が与えられる。 を満たすすべての の組に対する の総和を求めよ。 制約 考えたこと 絶対値のままだと厄介。ちょっと工夫する。まず、数列 の並びを入れ替えたとしても答えが変わらないことに…

AtCoder AGC 049 A - Erasing Vertices (青色, 400 点)

面白い。ただ初手で強連結成分分解 (SCC) したくなるのが罠すぎる。SCC 自体は考察過程としては悪くなさそうだけど、SCC して DP...と考えると大変。 問題へのリンク 問題概要 頂点の単純有向グラフが与えられる。以下の操作をグラフが空になるまで繰り返す…

AtCoder ABC 043 D - アンバランス (ARC 059 D) (水色, 400 点)

面白かった 問題へのリンク 問題概要 文字列 がアンバランスであるとは、 の中の文字のうち、過半数が同じ文字 であることを指すものとする。長さ の文字列 が与えられたとき、 の連続する部分文字列であって、アンバランスなものがあるかどうかを判定せよ。…

AOJ 2959 Revenge of UMG (HUPC 2019 day2-H)

この問題のテスターをやってた! 今流行の NTT 系問題!!しかも分割統治 + FFT というカッコいいやつ!! 問題へのリンク editorial 問題概要 'U', 'M', 'G' のみからなる長さ の文字列 の UMG 数を、以下の条件を満たす添字 の組の個数として定義する。 T[…

HHKB プログラミングコンテスト 2020 E - Lamps (水色, 500 点)

これを思い出した drken1215.hatenablog.com 問題へのリンク 問題概要 のグリッドが与えられる。あるマスは壁 ('#') になっていて、あるマスは通路 ('.') になっている。通路マスが 個あるとして、すべての「通路マスの部分集合」 ( 通りある) に対して、以…

yukicoder No.155 生放送とBGM

戻す DP シリーズのトレーニング 問題へのリンク 問題概要 (入力形式は多少改変) 正の整数 と、 個の正の整数 が与えられる。これらをランダムシャッフルする。 を満たす最小の を考える。この値の期待値を求めよ (要求精度は )。 制約 考えたこと 各要素 に…

ACL Contest 1 E - Shuffle Window (橙色, 900 点)

コンテスト中に まで導いておきながら、最後詰めきれなかったのは反省。 問題へのリンク 問題概要 の順列 と、2 以上の整数 が与えられる。 に対して順に以下の操作を行う。 をランダムシャッフルする 回の操作後に得られる順列の転倒数の期待値を、mod 9982…

AtCoder ABC 169 F - Knapsack for All Subsets (青色, 600 点)

どこかでめっちゃ似たのを解いたことあると思ったらコレだった! drken1215.hatenablog.com 問題へのリンク 問題概要 長さ の正の整数列 と、正の整数 が与えられる。 個の整数 の空でない部分集合 は 通りあるが、そのそれぞれについて、 = の部分集合のう…

AtCoder AGC 043 B - 123 Triangle (青色, 700 点)

答えが 0, 1, 2 の三通りしかないとなれば、mod で絞るのをやりたくなる! 受験数学では定番のテクニックだ!!! 問題へのリンク 問題概要 長さ の、1, 2, 3 のみからなる数列が与えられる。この数列に対して、 隣接する要素の差を書き出す という操作を、…

AOJ 2581 完全順列 / Derangement (RUPC 2014 day3-G)

今の RUPC / AUPC の先駆けとなった合宿の北大セットの問題!!! このセットは、全問題のタイトルの頭文字が 'D' というセットだった セットへのリンク 北大アーカイブへのリンク 問題へのリンク 問題概要 長さ の順列 が与えらえる。これらを並び替えて完…

AtCoder ABC 151 E - Max-Min Sums (水色, 500 点)

こういう系の「個別要素に分解して考える」という問題が三連発だ!!!!! これもあれも! drken1215.hatenablog.com drken1215.hatenablog.com 問題へのリンク 問題概要 個の整数 が与えられる。これらから 個を選ぶ 通りの方法についての 「選んだ 個の整…

AtCoder ABC 150 E - Change a Little Bit (青色, 500 点)

面白かった 問題へのリンク 問題概要 長さ の整数列 が与えられる。 長さ の 0 と 1 からなる文字列 に対して定まる関数 は次のようになっている。 は、次のようにして文字列 を文字列 に一致させるのに必要な最小コストとする。 回目の操作で、 の文字 を選…

第6回 ドワンゴからの挑戦状 予選 B - Fusing Slimes (青色, 600 点)

期待値の線形性的な。 問題へのリンク 問題概要 体のスライムがそれぞれ の位置にいる (これらは単調増加)。 以下の 通りのスライム合体過程それぞれについて、スライムの移動距離の総和を考える。その総和距離の総和を求めよ。1000000007 で割ったあまりで…

AtCoder ABC 127 E - Cell Distance (青色, 500 点)

何をしたらよいかがすぐに見えてくる典型だけど、かなり手こずった 問題へのリンク 問題概要 整数 があたえられる。 のグリッドから 個を選んでコマを置く 通りの方法それぞれに対して 通りのコマにペアそれぞれについてのマンハッタン距離の総和 を求め、そ…

AtCoder ABC 129 F - Takahashi's Basics in Education and Learning (橙色, 600 点)

重たい。。。 でも例えば行列 に対して の計算を行列累乗に帰着させるテクニックは、蟻本中級編の行列累乗のところに載っていたりする。それを膨らませると みたいな計算も、行列累乗でできそうという気持ちには確かになるよね。。。(なったけど昨日間に合わ…

Codeforces 553 DIV2 E. Number of Components (R2100)

面白かった。 「全体についての総和についての総和」を「個別の要素についての総和を各要素について総和」とするテク 区間の連結成分の個数は、各隙間に左端が入り込むかを数える という典型テクが詰まった問題。 問題へのリンク 問題概要 要素からなる数列 …

AtCoder AGC 005 B - Minimum Sum (青色, 400 点)

教育的な典型問題! 問題へのリンク 問題概要 要素からなる順列 が与えられる。 の連続する各区間について、区間内の最小値を求め、その総和を求めよ。 制約 考えたこと まず思うのが、区間の個数は 個ある。たとえ各区間に対する最小値を で答えられたとし…

AOJ 3059 Shuffle 2 (RUPC 2019 day2-I)

与えられた操作を「わかりやすいものに読み替える」というのが本質な問題だと思う。AtCoder でもよく見られるタイプの 問題へのリンク 問題概要 の書かれた 枚のカードを順に並べたものに対し 左から偶数番目のみを順に取り出して並べたものを A 右から偶数…

AtCoder AGC 006 D - Median Pyramid Hard (赤色, 1300 点)

一目見て、データ構造げーかな...と思ってしまった。そういう先入観を持つと危ない。実際は好みな考察で解ける問題だった。 問題へのリンク 問題概要 正の整数 と からなる順列が与えられる。いま、この順列を下図左のようにピラミッドの最底辺に書き込む。…