けんちょんの競プロ精進記録

競プロの精進記録や小ネタを書いていきます

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

AtCoder AGC 063 B - Insert 1, 2, 3, ... (2D, 青色, 600 点)

セグ木とか必要なくて、本当に単純な実装で解けるの面白い 問題へのリンク 問題 制約 考えたこと まずは、生成可能であるための分かりやすい特徴付けを考えようと思った。数列の生成手順が、いかにも入れ子構造をしているので、カッコ列を連想した。 カッコ…

AtCoder AGC 063 A - Mex Game (緑色, 300 点)

考察に時間をかけすぎた 問題へのリンク 問題概要 文字 'A' と 'B' のみからなる長さ の文字列 が与えられる (先頭の文字を 0 文字目とする)。各 について、次の問に答えよ。 Alice と Bob が交互に、以下の操作を合計 回行う。Alice が先手である。なお、最…

「数式の多い解説」の読み方について

競プロの上達のためには、解けなかった問題の復習がとても大切になって来ます。 しかし、そんなことは分かっていても「解説を読んで分からないことが多々ある」ことが大きな壁になっていると感じる方も多くいると思います。とくに、数式が多いと難しく感じら…

AtCoder AGC 062 B - Split and Insert (橙色, 700 点)

opt さん、とよさんと一緒に解いた。楽しかった! 問題へのリンク 問題概要 数列 に対して、最大 回の操作を繰り返すことで順列 を作りたい。 回目の操作では、値 ( 以上 以下) を選ぶと、コスト がかかる 値 を選んだとき、数列の末尾 を取り出して、順番を…

ウクーニャたんお誕生日コンテスト D - ukuku

ネタコンテストなのかと思いきや、問題面白くて、この D 問題は勉強になった。答え決め打ちの二分探索! 問題へのリンク 問題概要 英小文字からなる長さ の文字列 が与えられる。 この文字列について 回のクエリに答えたい。 各クエリでは整数値 が与えられ…

M-SOLUTIONS プロコンオープン A - Sum of Interior Angle (灰色, 100 点)

算数の知見がないと、案外難しいかもしれない。 問題へのリンク 問題概要 以上の整数 が与えられます。 正 角形の内角の和を求めてください。 制約 解法 多角形の内角の和の公式を使います。知らない方も、「多角形 内角の和」などと検索すると出て来ると思…

AtCoder ABC 207 D - Congruence Points (2D, 黄色, 400 点)

すごくシンプルだけど詰まる部分もたくさんありそうな問題 問題へのリンク 問題概要 二次元平面上に、2 組の 個の点集合 、 がある。 に含まれる 個の点に対して、一律に 原点を中心とした回転をする (角度は任意) 平行移動をする (移動量は任意) を実施する…

AtCoder ABC 311 E - Defect-free Squares (水色, 475 点)

有名な DP をするか、二次元累積和 + 二分探索をするか 問題へのリンク 問題概要 のグリッドが与えられる。グリッドの各マスのうち、指定された 個のマスには穴があいている。その他のマスは穴があいていない。 グリッドに含まれる正方形であって、その内部…

AtCoder ABC 311 F - Yet Another Grid Task (青色, 525 点)

最初、各マスをタスクに見立てて、タスクの依存関係を考える DAG 上で DP できないかなどと考えたけど、うまくいかなかった。普通にグリッドを左から舐めていく DP でよかった! 問題へのリンク 問題概要 のグリッドがある。各マスはすでに白色 (文字 '.') …

AtCoder ABC 311 D - Grid Ice Floor (緑色, 400 点)

壁にぶつかるまで動く設定の迷路問題! 問題へのリンク 問題概要 のグリッドがある。各マスは壁 (文字 '#') か通路 (文字 '.') かのいずれかである。グリッドの外周のマスはすべて壁であることが保証されている。 プレイヤーは最初、マス にいる (0-indexed)…

AtCoder ABC 311 C - Find it! (茶色, 350 点)

Functional グラフのサイクル検出問題! 問題へのリンク 問題概要 頂点数 のグラフが与えられる。頂点 からは頂点 への辺が接続していて、辺数は全部で 本ある。 このグラフにおいて、同一頂点を複数回含まない有向サイクルをひとつ求めてください。具体的に…

AtCoder ABC 311 G - One More Grid Task (3D, 黄色, 575 点)

黒マスを避けながら、長方形領域の値の総和を最大化する問題として解いた! 問題へのリンク 問題概要 のグリッドがあって、各マス には正の整数 が書かれている。 グリッドに含まれる長方形領域のうち、「長方形領域に含まれる値の総和」と「長方形領域に含…

AtCoder ABC 311 B - Vacation Together (灰色, 200 点)

二次元配列を活用する練習問題。また、「条件が連続する区間」を求める練習問題でもある。 問題へのリンク 問題概要 のグリッドが与えられる。各マスの値は 'o' か 'x' のいずれかである。 「どの行も文字 'o' であるような列」が最長で何個連続するかを求め…

AtCoder ABC 311 A - First ABC (7Q, 灰色, 100 点)

フラグ変数を 3 個持ってもいいし、set 型を使ってもいい 問題へのリンク 問題概要 文字 'A', 'B', 'C' のみからなる、長さ の文字列 が与えられます。 S を左から 1 文字ずつ見ていったときに、はじめて「A, B, C がすべて 1 回以上出現している」という条…

AtCoder ABC 025 C - 双子と○×ゲーム (試験管青色)

ゲーム探索 + bit DP。やや実装重たい。 問題へのリンク 問題概要 先手と後手が交互に のグリッドの各マス目に o や x を書いていく。先手は o を書き、後手は x を書く。 書き終わったとき、次のように得点を計算する および に対して、 マス とマス が同じ…

EDPC (Educational DP Contest) L - Deque

いわゆる「相手との得点差を最大化したい」タイプのゲーム DP ですね! 問題へのリンク 問題概要 太郎君と次郎君が数列 を使ってゲームをします。太郎君を先手として、交互に次の操作を行います。 数列の先頭要素または末尾要素を除去する 除去した値の分だ…

TDPC (Typical DP Contest) B - ゲーム

相手との得点差を最大化したいタイプのゲーム DP! 問題へのリンク 問題概要 2 つの山があります。 1 つ目の山には 個の物が積まれていて、上から順に価値は となっている 2 つ目の山には 個の物が積まれていて、上から順に価値は となっている 先手と後手は…

AtCoder ABC 270 D - Stones (水色, 400 点)

いわゆる「得点差を最大化したい」というゲーム DP!! 問題へのリンク 問題概要 個の石が積まれた山を使って石取りゲームをします。先手と後手は交互に次の操作を行います。 個のいずれかの個数の石を取り除きます ただし、 が残っている石の個数よりも小さ…

AtCoder ABC 201 D - Game in Momotetsu World (1Q, 水色, 400 点)

慣れないと頭がごっちゃになるけど、一度慣れればもう機械的に解ける系!! 問題へのリンク 問題概要 のグリッドがある。各マスには '+' か '-' のいずれかの文字が書かれている。 最初、左上マスにコマが置かれている。高橋君と青木君は交互に、次の操作を…

AtCoder ABC 310 D - Peaceful Teams (水色, 400 点)

再帰関数を使った全探索が書けるかどうかが試される! 問題へのリンク 問題概要 人のスポーツ選手を 個のグループに分けたい。 ただし、仲の悪いスポーツ選手の組が 組ある。任意の に対して、選手 と選手 を同じグループに属させてはならない。 この制約を…

AOJ 0461 奇数の精と偶数の精 (PCK 2021 予選 問題 9)

少し前処理が面倒な DP。PCK の予選突破ライン上の問題のようですね! 問題へのリンク 問題概要 個の整数 が黒板に書かれている (各整数は 100 桁までありうる)。 奇数の精と、偶数の精がいる。 奇数の精は、黒板に書かれている数字がすべて奇数となるように…

AtCoder ABC 310 A - Order Something Else (7Q, 灰色, 100 点)

問題の入力変数が多いので、読み解くのが大変かもしれないですね。 問題へのリンク 問題概要 AtCoder ドリンクは定価である 円を払えば飲むことができます。 また、割引券を持っており、それを使うと AtCoder ドリンクを定価より安い価格である 円で飲むこと…

AtCoder ABC 201 A - Tiny Arithmetic Sequence (7Q, 灰色, 100 点)

意外と頭がこんがらがるかもしれないですね。100 点問題で必須となるテクニックではないですが、ソートすると考えやすいと思います。 問題へのリンク 問題概要 個の整数 が与えられる。 これら 個の整数を適切に並び替えることで、等差数列にすることが可能…

AtCoder Library Practice Contest E - MinCostFlow (3D)

D 問題の MaxFlow に続いて、これまた、人生で一度は解くべき超典型問題ですね。そして、D 問題とは違うやり方で、二部グラフを作ることにも注目です! 問題へのリンク 問題概要 のグリッドがあり、各マスには数値が書かれています。 これらのマスからいくつ…

AtCoder Library Practice Contest D - Maxflow (2D)

グリッドを市松模様に塗って、「黒色マス」と「白色マス」で二部マッチングするという、超典型問題! 問題へのリンク 問題概要 のグリッドが与えられます。 各マスは「障害物」が置かれているか、「空」であるかのいずれかです。入力データにおいては、障害…

AtCoder ABC 265 F - Manhattan Cafe (黄色, 500 点)

次元空間という、いかめしいものが出てくるけど、あまり関係ない。DP 高速化が本質。 問題へのリンク 問題概要 次元空間上に 2 つの格子点 , が与えられる。 これらとのマンハッタン距離がともの 以下であるような格子点の個数を 998244353 で割ったあまりを…

OMC 165 F 問題を、競プロする!

OMC 165 F 問題 が面白かったので、競プロの問題として解いてみることにしました! OMC で出題された原作は、下の問題概要において、 の場合の答えを手計算で求めるというものでした。 問題概要 のグリッドの各マスを白色と黒色に塗り分ける方法のうち、次の…