nC2 系の問題は ABC-D などで頻出だが、その練習ができる問題!
問題概要
- 偶数の書かれたボールが 個
- 奇数の書かれたボールが 個
あります。これら 個のボールから 2 個選んで、書かれた数の和をとります。
この和が偶数になるような選び方は何通りありますか?
解法
まず、2 つの数の和が偶数になる組み合わせ方は、
- (偶数) + (偶数)
- (奇数) + (奇数)
の 2 パターンがあります。それぞれ考えましょう。
(偶数) + (偶数)
これは、偶数の書かれた 個のボールから、2 個を選ぶ方法の数に等しいです。これは数学 IA の単元「場合の数」で学ぶ組合せと呼ばれるものです。不安な方は、チャート式などで、該当単元を見るとよさそうです。組合せの考え方から、
通り
と求められます。
(奇数) + (奇数)
こちらも同様です。奇数の書かれた 個のボールから 2 個を選ぶ方法の数に等しいので、
通り
と求められます。
答え
上記の 2 つの合計したものが答えとなります。
コード
#include <bits/stdc++.h> using namespace std; int main() { int N, M; cin >> N >> M; cout << N * (N - 1) / 2 + M * (M - 1) / 2 << endl; }