けんちょんの競プロ精進記録

競プロの精進記録や小ネタを書いていきます

典型要素を詰め合わせた教育的問題

AtCoder ABC 127 C - Prison (灰色, 300 点)

条件反射でいもす法をしたけれど、もっと楽にできた 問題へのリンク そして手前味噌ながら類題 atcoder.jp 問題概要 個の区間 があたえられる。 を満たしている。 この区間が 重に交わっている部分の長さを求めよ。 制約 解法 1:区間の交差 区間 と の交差…

AtCoder ABC 129 D - Lamp (緑色, 400 点)

これも実はよくある典型問題だったりはする。 問題へのリンク 問題概要 下のような の二次元グリッドが与えられる。 #..#.. .....# ....#. #.#... このグリッドで '#' は壁を表している。ここで '.' マスを 1 つ選んで、そこに光源を置きたい。光源が照らす…

AtCoder ABC 078 D - ABS (ARC 085 D) (青色, 500 点)

何も考えずにゲーム DP 毎ターン「実質的に取れる選択肢が二通りしかない」というパターン という包畜を含む教育的問題。 問題へのリンク 問題概要 先手と後手は初期状態で と と書かれたカードを持っている。 枚の山札があってそれぞれ の数値が書かれてい…

AtCoder AGC 033 A - Darker and Darker (緑色, 300 点)

また一つ、教育的 & 典型的な BFS 問が誕生した!!! 問題へのリンク 問題概要 × のグリッドがあって、各マスは「白」「黒」に塗られている。 1 秒ごとに、各黒マスに対し、その上下左右に隣接したマスが存在するならば、そのマスを黒く上塗りしていく。全…

AtCoder ABC 125 C - GCD on Blackboard (緑色, 300 点)

累積和!累積和!累積和!!! でも累積和ならぬ累積 GCD なのと、左右両方から累積 GCD を求める。 問題へのリンク 問題概要 要素からなる数列 が与えられる。この数列に対して どれか一つ要素を選んで、 以下の好きな正の整数に書き換える という操作を行…

Tenka1 2019 C - Stones (緑色, 300 点)

これをもっと早く 問題へのリンク 問題概要 長さ の白黒列が与えられる。 最小個数のマスの白と黒を入れ替えることで、「黒」と「白」とが連続している箇所がないようせによ。 制約 考えたこと つまりは「白白白白黒黒黒黒黒」のように 左 left 個が白 右 N …

AtCoder ABC 124 D - Handstand (緑色, 400 点)

これ...以前 Twitter につぶやいた問題とよく似てた!!! 400 点くらいの問題【問題】N 要素の 0 と 1 から成る数列が与えられる。以下の操作を最大 K 回行なって錬成し得る数列が何通りあるか 10e9 で割った余りを求めよ「数列の連続する区間を選んで 0 と…

AtCoder ABC 124 B - Great Ocean View (灰色, 200 点)

こういうのが素早くストレスなく書けるようになるといい感じな気がする 問題へのリンク 問題概要 海から順番に建物 があって、それぞれの高さは である。 海が見える建物が何個あるかを求めよ。なお、 番目の建物から海が見えるとは より前の 番目の建物より…

AtCoder ABC 114 C - 755 (緑色, 300 点)

現代の AtCoder では少ない、再帰関数を用いると良い感じに書ける全探索問題。 すごく教育的な問題!!!!! 問題へのリンク 問題概要 10 進法表記で各桁の値が 7 と 5 と 3 のみで、かつ 7, 5, 3 がすべて一度以上は登場するような数を「753 数」と呼ぶこ…

MUJIN 2018 E - 迷路 (500 点)

各地点に早くたどり着いておくに越したこと無い系問題!! atcoder.jp 問題概要 のグリッドがあってスタートからゴールへと行きたい。壁のあるマスは通れない。 ただし毎秒ごとに移動できる方向に制限がある。 で割ったあまりがそれぞれの場合についてどの方…

AtCoder ABC 122 C - GeT AC (茶色, 300 点)

これも累積和!!! ただちょっとややこしい... atcoder.jp ここに色々書いた qiita.com

AtCoder ABC 084 D - 2017-like Number (緑色, 400 点)

累積和を用いる典型な感じ! atcoder.jp ここで解説を行った: qiita.com

AtCoder ABC 078 C - HSI (ARC 085 C) (茶色, 300 点)

期待値に関するセンスがちょっと求められる問題 問題へのリンク 問題概要 高橋君はテストケースが ケースある Yes/No 判定問題に対して、ソースコードを提出したところ 問で TLE して、残りの 問は正解しました。 そこで「 問については 100ms で正解し、残…

AOJ 3055 こたつがめを燃やさないで (RUPC 2019 day2-E)

こういうの超苦手系だけど、苦手なりに解法を詰められたのは成長の証で嬉しい! olphe さん、ナンさんとチームを組んでいて、olphe さんに考察を話して、詰めてくれて、爆弾周りの見落としがあって詰まって、みんなでデバッグして...とチーム戦ならではの考…

AtCoder ABC 088 D - Grid Repainting (緑色, 400 点)

グリッド上をスタートからゴールまで行く系の問題において、しばしばある 盤面に対し、何らかの形でコストを払ったりスコアを獲得したりしながら変更を加えられる という設定の問題。その設定が加わると難しい問題になることも多いが、この問題は比較的素直…

AtCoder ABC 120 D - Decayed Bridges (水色, 400 点)

とても教育的な問題ですね。 UnionFind 木の基本的な使い方 (連結成分のサイズ獲得含む) クエリを先読みしておいて逆順に処理 (多くのクエリ先読み問題ではもっと変な順番で処理したりする) 差分のみ更新する考え方 といったあたりを学ぶことができる。 問題…

AtCoder ABC 119 C - Synthetic Kadomatsu (水色, 300 点)

最近の AtCoder は ABC でも考察重視傾向が強くて、こういうのが見落とされがちかもなのん。。。 でも ABC を競プロ入門コンテンツと見たとき、この種の出題がもっと増えると良さそう!!!!! 大事なことを再認識させてくれる感じ。 問題へのリンク 問題概…

全国統一プログラミング王決定戦 本選 C - Come Together (300 点)

こういうのを爆速で書けるようになりたい。問題としては マンハッタン距離に関する問題では x 軸方向と y 軸方向とで独立に考えればよいことになるケースが多い (マンハッタンに限らず、各要素ごとに独立にならないかを考察することは重要) の最小値を与える…

AtCoder ABC 054 D - Mixing Experiment (青色, 400 点)

なんだろ 問題へのリンク 問題概要 個の薬品があって、それぞれ成分 A, B を グラムずつ含んでいる (すべて整数値)。 これらのうちのいくつかを選んで混ぜ合わせることで、成分 A, B の比がちょうど : となるようにしたい。 そのようなことが可能となる薬品…

AtCoder ABC 051 D - Candidates of No Shortest Paths (水色, 400 点)

「最短路として選ばれる可能性がないところを挙げる」というのは、それ自体、高難易度問題で部分的に必要になる考察だったりするね。 問題へのリンク より高難易度な問題の部分問題となる例として、 RUPC 2018 day3-F 最短距離を伸ばすえびちゃん がある。こ…

AtCoder ABC 065 D - Built? (ARC 076 D) (青色, 500 点)

ゆかたゆさんと一緒に解いた。 今後まだ解いてない様々な 500 点問題について何がポイントになっているのかをブログ書きながら明らかにして行きたい。500 点問題の苦手意識を克服する! 問題へのリンク 問題概要 二次元平面上に 個の点が与えられる。これら…

JOI 本選 2019 A - 勇者ビ太郎 (AOJ 0658, 難易度 5)

とりあえず 1 問目やってみた!累積和の典型題 問題へのリンク 問題概要 以下のような J, O, I で構成される N × M の盤面があたえられる。以下の条件を満たすような 3 マスの組が何個あるか求めよ。 3 マスはそれぞれ J, O, I である J の右側 (行は一緒) …

AtCoder ABC 112 C - Pyramid (緑色, 300 点)

AtCoder ではとても珍しい、注意して考えることの多い、重めの全探索な問題 問題へのリンク 問題概要 ピラミッドの高さを当てたい。 ピラミッドには 中心座標 (Cx, Cy) と 高さ H が定まっており, 座標 (X, Y) の高度は max(H−|X−CX|−|Y−CY|, 0) である。 ま…

AtCoder ABC 106 D - AtCoder Express 2 (水色, 400 点)

いろんな方法が考えられそう。 せっかくなので、敢えて、N が大きくても OK な方法でやってみる。hama_du さんの記事を参照。 問題概要 M 個の区間 [l_i, r_i] が与えられる。以下の Q 個のクエリに答えよ: 区間 [p, q] に完全に含まれる区間が何個あるかを…

AtCoder ABC 105 D - Candy Distribution (水色, 400 点)

AGC 023 A - Zero-Sum Ranges とほぼ同じ問題になってる。ただし、バケットを愚直に確保すると 109 サイズになってしまうので map とか連想配列が必要になる。 問題へのリンク 問題概要 個の整数 の連続する部分区間のうち、その総和が の倍数となっているも…

AtCoder ABC 104 D - We Love ABC (青色, 400 点)

これ好き!!! 問題へのリンク 問題概要 "BCABBACCBCCACA" のような A, B, C のみからなる文字列 S の「ABC 数」とは、 S[i] = 'A' S[j] = 'B' S[k] = 'C' i < j < k を満たすような (I, j, k) の組の個数のことである。今、 ????C?????B??????A??????? の…

AtCoder ABC 099 D - Good Grid (水色, 400 点)

「前処理」を学べる問題ですね。 問題へのリンク 問題概要 色が全部で 色ある。 × の盤面がそれぞれ 色のいずれかに塗られている。今この盤面の色を塗り替えて マス () について % 3 の値によって色を類別された状態 (その値が同じマスは同じ色に、違うマス…

2018 codeFlyer 予選 D ハンコ (500 点)

座標圧縮して二次元いもす法だけど、頭がごっちゃになった。 問題へのリンク 問題概要 白黒からなる N × M の二次元盤面が与えられる。これをより大きな盤面 H × W の左上隅に置く。N × M 盤面を H × W 盤面からはみ出さない範囲で動かしていく。このとき「…

2018 codeFlyer 予選 C 徒歩圏内 (400 点)

実装力って大事だなと。 Before: https://beta.atcoder.jp/contests/bitflyer2018-qual/submissions/2601840 After: https://beta.atcoder.jp/contests/bitflyer2018-qual/submissions/2603569 問題へのリンク 問題概要 長さ の単調増加数列 が与えられる。…

AtCoder ABC 098 C - Attention (ARC 098 C) (茶色, 300 点)

累積和の典型問題 問題へのリンク 問題概要 WWEWEEWWEE のような文字列が与えられる。 文字列のうちの 1 つの文字を選んで、その左側をすべて E に、右側をすべて W にするのに必要な変更量の最小値を求めよ。 制約 解法 累積和を用いる。 #include <iostream> #includ</iostream>…