ペル方程式の練習
問題概要
数列 は次の漸化式で定義される。
この数列の母関数
を定義する。正の整数 が golden であるとは、 を満たす が有理数であることをいう。具体的には
- ...
となっている。小さい方から 30 番目までの golden 整数の総和を求めよ。
考えたこと
まずは母関数の表式を得る。
によって、
⇔
となる。これが正の整数になる条件を求める。
とおいて、
が有理数解を求める条件を考える。具体的には、判別式が平方数になる条件を考える。
⇔
とおいて、この整数解 を求める。こうしてペル方程式に帰着された。
大前提として の解を求めておく。この最小解は と求められる。一般の整数 に対する の解 が得られたとき、
も解となる。
については一般論がある。 が基本解となることがわかる。 についても基本回として が見つかる。以上から
が一般解を与えることがわかる (これしか解がないことに議論は省略)。このうち となるものを抽出していく。
解
5673835352990